コラム

 このページでは、新上五島町に関するコラムを掲載して行きます。

上五島チャンネルコラム第1回

 長崎には、大きく分けて、対馬、壱岐、平戸、五島、西彼諸島の、5つの離島があります。五島列島は、長崎県の最西端に位置しており、中通島、若松島、奈留島、久賀島、福江島の5つの大きな島を中心に、約140の島々で構成されています。上五島は、その中の、中通島、若松島と、その周囲の島から成り立っており、2004年の旧市町村合併を経て、新上五島町になりました。

 私たち新上五島町元気プロジェクトのメンバーが新上五島町に行くときは、羽田空港から朝の便で出発し、お昼頃に長崎に到着すると、その後、天候が良ければ高速船に乗り、高速船が欠航する場合にはフェリーに乗って、上五島の港を目指します。到着する頃には、夏場であっても日が暮れ始めています。

五島産業汽船「びっぐあーす」

 新上五島町に行くためには、長崎県の「長崎港」、「佐世保港」を利用する他に、福岡県の「博多港」を利用することも出来ます。昔は、上五島にも空港があったようですが、搭乗人員が少なく、天候に左右されて欠航も多いため、2004年には福岡空港便、2006年には長崎空港便が休止になってしまったようです。

五島うどん

 その一方、五島列島は、大陸に近い土地にあり、かつては、遣唐使の寄港地であり、東西文化の中継点だったそうです。遣唐使の時代、五島手延べうどんが伝承され、その後、日本全国に広まったとも言われております。ひょっとしたら、五島うどんが伝承されなければ、日本食の中に、うどん自体無かったかもしれません。
 また、毎年12月上旬、上五島の教会にて行われる「チャーチウィークin上五島教会コンサート」では、キリスト教徒が多いとされる韓国からの旅行客も多いとか。成田空港からソウル空港まで2.5時間。一方、福岡空港からだと、1.5時間で移動することが出来ます。

 新上五島町は、東京から少し遠くにあるからこそ、完全に観光地化されていない、穴場スポットとしての良さがあります。東京近郊にある観光地では、絶対に見られないような綺麗な海、青々と広い空、美味しいご飯、そして、のんびりした時間。
 それに加わり、隠れキリシタンの教会など、独自の歴史が存在しており、異国のような場所だと思います。
 様々な文化が混在する上五島の良さは、一度足を運んでこそ、体感できるのだと思います。