2018年度 第10回プロジェクト訪問

今回は、大多喜お城まつりの前夜祭と本祭にボランティアスタッフとして参加させていただきました。

前夜祭のお手伝いでは、私たち大多喜元気プロジェクトも活動の拠点とさせていただいている釜屋の前の通りを夕方から夜の間通行止めにした「城下光アート展」という手作り灯篭を道に並べて鑑賞するイベントのお手伝いをさせていただきました。まずは、住民のボランティアの方々と協力して、通りに地元の小学生がデザインしたイラストが描かれた灯篭を等間隔で並べていき、その後、その灯篭にチャッカマンで火をつけて、光が灯続けるように、消えてしまった灯篭にまた火をつけるという担当でした。このボランティアができたことで、普段なかなか交流する機会がない大多喜の地元住民の方々とコミュニケーションが取れたことと、普段の出張では日が出ているうちに大多喜から帰ることが多いなか、日が暮れた夜の大多喜を味わう経験ができたこと、また、普段活動をさせていただいている釜屋前の通りを改めて歩くことで今まで知らなかった店舗や住民の方々を知る機会になった点が収穫でした。

次に、二日目の大多喜お城まつりの本祭では、神輿・パレード隊の給水係として、ボランティアをさせていただいた。毎年町をあげて開催されるお城祭りを間近で体験することができて、大多喜町の魅力の再発見に繋がりました。神輿・パレード隊の皆さんの真剣な顔つきや、大多喜小学校で開催される最後のがいせん式でのパフォーマンスには迫力があり、大多喜町にとって本多忠勝公や町の歴史は、町の大きなアイデンティティの一つなんだということを改めて感じました。これも、ただ観光客として、お祭りをみるのではなく、ボランティアスタッフとして、間近なところからお祭りを体感させていただけたことによって達成できた成果なのではないかと思います。私たちをボランティアスタッフとして、あたたかく迎え入れてくださった観光協会の皆さまや、普段はなかなかコミュニケーションを取らせていただく機会の少ない町役場の皆さまとも交流できたことも一つ大きな成果であると思います。

また、給水係のボランティアでは、以前高校連携事業で「ハイチュウデザインワークショップ」という企画をさせていただいた時に、そのワークショップに参加してくれた大多喜高校の生徒さんの一人が自主的に私たちと一緒に給水ボランティアをしてくれました。活動中にもコミュニケーションを取ることができ、他の企画で繋がりを持てた方とまた別の形で協働することができたことも今回の大きな収穫の一つだと考えています。