2024年夏合宿 in 神奈川県藤沢市遠藤地区
2024年9月5日から7日にかけ、神奈川県藤沢市遠藤地区で毎夏恒例の夏合宿を行いました。
今回は、藤沢市遠藤地区の魅力、資源を再認識し、地域の課題解決につながる具体的方策を探究することを目的としました。
初日(9月5日)
今回の合宿はSFCの地元である藤沢市遠藤地区が舞台。宿泊もキャンパス内にある滞在棟で行われました。
初日は藤沢市役所の方々から、藤沢市の歴史や遠藤地区の将来に関して伺いました。
遠藤地区周辺は「健康と文化の森地区まちづくり基本構想」が策定されています。藤沢市の都市拠点の1つ「学術文化新産業拠点」として位置づけており、相鉄いずみ野線延伸計画を見据えながら、都市拠点形成に向けた取組を進めています。2024年3月、市街化区域への編入や土地区画整理組合の設立認可がされ、今後本格的に再開発がスタートする予定です。
毎日のようにキャンパスに通っているメンバーにとって、実際にどういった活動や計画が進行しているのか、改めて地元を知る機会となりました。
藤沢市によるご講演の後は、各班でのグループワーク。
明日のフィールドワークにおいてどのような箇所を重点的に見学するか、どのような提言をするか、その方向性を議論します。
二日目(9月6日)
二日目は、メンバーがお揃いの合宿Tシャツに着替えて行動。まずは遠藤地区にお住まいの方、藤沢市健康と文化の森地区土地区画整理組合の皆様から、遠藤地区に関する実際の印象や、大学、学生に期待することをお伺いしました。「学生にもっとまちに参加して欲しい」「SFCができてから、遠藤がどんどん変わっていく実感が湧いた」といった多くのお話をうかがい、SFCという存在、まちのシンボルとしての責任を痛感しました。
午後は各班に分かれてフィールドワークを行いました。
日頃過ごしている遠藤地区ですが、普段なかなか行く機会がない場所をご案内いただいたほか、改めて豊かな自然と良い景色を再確認。
フィールドワーク後は、各班に分かれて、最終日の提言発表に向けた準備を進めます。方向性の決定、具体的な提言の内容の検討、提出するスライドの準備、発表の練習など、やることは山積みです。
最終日(9月7日)
提言の内容をより良いものにするために、各班で最終の追い込みを行います。
午後、藤沢市役所の方々をお迎えし、各班の発表を行いました。
多彩な研究会が一緒になり運営に携わる飲食店の提言、健康と文化を定義しSFCで実現する方法の提言、実際に起業家を輩出し続けるための街のあり方、経営実際にいずみ野線が延伸した後の駅前コミュニティ施設構想など、様々な視点から遠藤地区を捉えた提言を行いました。
2024年の夏合宿は、これまでと違って、日頃通うSFCでの合宿。見慣れた地域が舞台となりましたが、日頃気をつけていないと通り過ぎてしまう風景や、これから予定されている出来事に触れ、今後生まれ変わろうとする藤沢市・遠藤地区に将来に想いを馳せることができました。藤沢市のみなさま、遠藤地区のみなさま、誠にありがとうございました!