本プロジェクトについて
「佐原元気プロジェクト」は、慶應義塾大学飯盛義徳研究室と株式会社エヌアイデイが連携し、千葉県香取市佐原における地域課題を解決するための、具体的な方策を探求することを目的に発足しました。令和5年度から3年間に渡って様々な研究活動を実施する予定です。
佐原の地域資源や魅力を引き出すと共に、特有の課題に対し、大学生の目線で探究を行います。この地域に関わる全ての人々にとって、新たな「きっかけ」となれるような活動を、佐原の方々と協働で取り組みます。私たちの活動を通じ、新しいつながりや機運が醸成され、課題解決に向けた持続的な取り組みが行われる地域づくりを目指します。
ビジョン
佐原の地域課題にむけた、新たな機運を高めつづける
ミッション
佐原に関わる方々にとって、
新たな「きっかけ」となれるような活動を
大学生の目線で考え、行動し、表現する
バリュー
持続可能な形を考える
つながりを大切にする
あらゆる場面で美しいかどうか意識する
ロゴ
本プロジェクトのロゴは、メンバーが大切にしたいと考えている「持続可能性」と「つながり」がコンセプト。インフィニティマークをモチーフに、佐原(Sawara)の「S」が浮かび上がり、永続的にさまざまな要素がつながっていく様子を表現したものです。
佐原について
佐原は千葉県香取市に位置しています。水郷のまちとして江戸時代から利根川水運を利用して栄え、当時は「江戸優り」と言われるほどでした。現在でも川沿いを中心に江戸時代の風情溢れる街並みが残っています。
また、年に二度「大祭」が行われます。こちらは関東三大山車祭りの一つと称されおよそ300年の伝統を有し、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
一方で課題も存在しています。人口減少・少子高齢化にともない定住人口は減少し、空き家も残っています。こうした課題に対し「歴史、文化を活かした交流とにぎわいのあるまち 佐原」が将来像として目指されています。
メンバー
飯盛 義徳
総合政策学部教授
総責任者我妻 里莉
総合政策学部 2年
リーダー木下 悠
総合政策学部 4年
土居 七海
総合政策学部 3年
落合 真弘
環境情報学部 3年
松尾 悠汰
総合政策学部 2年
大内 雄翔
総合政策学部 2年
久野 泰生
総合政策学部 4年
横地 慶親
総合政策学部 4年
伊藤 玲緒
総合政策学部 4年
武田 壮太
総合政策学部 2年
保科 汐里
総合政策学部 2年
木口 恒
SFC研究所員
サポート・デザイン
活動の計画
2023年度
8月の合宿を経て、プロジェクトの始動。佐原における魅力や資源、課題を認識した上で、プロジェクトのビジョンやミッションといった方向性、今後の具体的な活動について議論。
毎月開催されているマルシェへの出店や、情報発信などの活動を通じて、地域の方々に対する本プロジェクトの認知度を高め、人的ネットワークを構築する試み。
2024年度
テーマは「アウトプット」。独自のコンテンツによる情報発信、イベントやキャンペーン等の企画・運営など、佐原の歴史的街並み・文化・農産物といった資源がより価値をもたらす存在となれるような創発的な活動を、非営利団体・企業・地元の方々と共に行う予定。
2025年度
テーマは「自走したまちづくりのプラットフォーム」。これまでに構築した人的ネットワークやアイデアをもとに、多様な地域づくりの主体が、それぞれの資源を持ち寄ることができるプラットフォームを構築し、新たな取り組みが次々と生まれる「地域づくりの新たな文化」を醸成することを目標に、引き続き様々な活動を行う予定。