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FM桐生プロジェクト

FM桐生プロジェクトについて聞いてみました

FM桐生プロジェクトは、群馬県桐生市にあるコミュニティFM、「FM桐生」との協働プロジェクトです。2018年4月よりプロジェクト化し、本格的に活動を始めました。今はFM桐生の方々と私たち学生が今後作っていく番組を鋭意作成中であり、2018年10月より放送できるよう活動を進めている段階です。テーマは、「その道のプロに聞く」。どんな道を歩まれてきたのか、学生時代は何をしていたのか、各分野で活躍されている大人に学生が話を伺い、これから社会に出ていく学生のためになる番組作りをしていきます。今回はそのプロジェクトに参加する私中原が、プロジェクトリーダーである3年の松竜之介くんに話を聞いてみました。

中原
今回は、プロジェクトのリーダーごとにインタビューということで、松君にインタビューをします。そもそも松君はなんで飯盛研に入ったの?


僕、SFCをAOでも受けてるんだよね。高校の時から、日本の衰退してきてしまっている地方の伝統芸能を活性化させることで、地域を元気にしていきたいって思っててさ。それを機に飯盛研を知って、AOの時から入学後に入りたい研究会として挙げてはいたんだ。

中原
無事受験もうまくいって、飯盛研に入ったっていう流れ?


音像工房っていうサークルに入ってるんだけど、そこの先輩に飯盛研の人がいて。その人からプロジェクトとか、研究会自体の雰囲気について聞いて、やっぱ僕も入りたいなって思って2年になるとき受けたんだよね。

中原
なるほどね、でもその時は違うプロジェクト入ってたよね。そこから、今回こうしてFM桐生のプロジェクトリーダーになった経緯は何だったの?


さっき少し話した音像工房って団体は大学の音楽・映像環境の拡充を目的として存在するんだ。それとは別のプロジェクトとして、藤沢市にあるコミュニティFM「レディオ湘南」で毎週土曜に1時間番組任せてもらってたんだよね。
そこでパーソナリティやらせてもらってたり、ディレクターや機材担当をやったり、大学での活動の中心としてラジオの番組作りがあったんだ。そういう活動をしてたら、飯盛先生から桐生市にあるコミュニティFMとプロジェクトをやろうと思ってるって話を聞いて。そりゃ、やらないわけにはいかないじゃない。

FM桐生プロジェクト

記念すべき“第0回目”収録の現場。機材も当日までうまくいくかわからずハラハラ。

中原
その話ができたのが去年のORFの時だよね。そこからどんどん進んでいって、2018年の春からプロジェクトとしてやっていこうってなった時、サークルとか色々引退してから、どうしてプロジェクトのリーダーっていうちょっと重い職を担おうと思ったの?他のプロジェクトと違って特プロから派生したものでもなく、まるっきり新規でやっていこうってプロジェクトなわけじゃない。


正直悩んだよね。でも僕はラジオとはなんぞやって知識があって、実際に2年間番組を作ったり、出演したりしてきて。言ってしまえば“ラジオ慣れ”できていた。周りの人からそこを評価してもらって背中を押してもらえたのは大きかったかな。ラジオっていうのは、声を発したその瞬間、自分の声が公共の電波に乗るそのスリルが魅力の一つでもあると思っていて。生放送の中で臨機応変に変えていかなければならない大変さはありつつも、臨場感や、リアルタイムの緊張感が面白いじゃない。そうやってラジオみたいに楽しく面白く、みんなとやっていけたらいいなって思ってやる決意をしたよ。

中原
たしかに、そこは大事だよね。下地がないプロジェクトだからこそやりやすい面もあるし、言ってしまえば僕らのやりたいようにできるわけだしね。実際、このFM桐生プロジェクト、今のところの手ごたえとしてはどう?


普通の大学生活送ってたら、自分達の手でラジオ番組を発足させて、その内容も自分らで詰めて公共の電波に乗せるなんて経験、まずできない。それは本当に貴重な経験だし、また、そのつくった番組を通じて実際のリスナーや桐生のまちの人たちとこれから関わっていくのは楽しみだよね。10月に放送開始予定で、それまでにあと1カ月しかないんだけれど、その忙しい過程も楽しませてもらってる。
そもそも僕もラジオ番組を一から作っていくのは初めてだし、皆も初めて。右も左もわからないなかでやっていくのは正直怖いし、正解の道もわからないけれど、そんな手探りの中でもこれから面白い番組を飯盛研や関わってくれる人たちと作っていけたらいいなって思ってるよ。

中原
そうだよね。自分含めプロジェクトの人たちでもっと話し合わないといけないし、もっと飯盛研やそれ以外の人たちと関わっていいものにしていかないとね。
では、最後に一言お願いします!


テレビにもラジオにも「暇なときはこれを聴いておけばいい」という番組が存在します。家で料理をしている時、車で走っている時、電車の移動時間など”とりあえず”聞きたいと思える番組を作りたいと思っています。そうすることで”勉強する”という意識なしに気軽に、でも面白く、興味深いコンテンツを提供できればいいと考えています。
みんな、聴いてね!!!!

まとめ

松君とは飯盛研外でサークルが同じでありもともと仲が良く、私が飯盛研に入る前から飯盛研のことやプロジェクトのことを聞いてはいたのですが、改めて話を聞いてみて同期が様々な考えをもってこの研究会に属し取り組んでいることを知ることができました。FM桐生プロジェクトはまだ始まったばかりであり、これからのプロジェクトではあるのですが、先日記念すべき第一回の収録を行うことができました。様々な分野で活躍される大人の話をたくさん伺い、学生がこれからの社会について考え、自分の道を歩みだすきっかけとなるような番組作りを行っていきます。これからのFM桐生プロジェクトの活躍にこうご期待ください!

FM桐生プロジェクト

FM桐生より小保方氏、飯盛研FM桐生プロジェクトから松・則竹・中原

written by 中原慎弥