鷹栖町元気プロジェクト 2024年3月フィールドワーク
こんにちは!飯盛義徳研究室 鷹栖町元気プロジェクトです。
今回は、3月16日から22日にかけて行われたフィールドワークの前半についてのご報告です!
3月16日(1日目)
旭川市立大学黒川伸一ゼミの学生と打ち合わせを行い、来年度の連携方針について固めました。
その後、ふらっとのホールにて年度末報告会を実施し、地域住民の皆さまを対象に本プロジェクトの1年間の活動成果を報告いたしました。質疑応答では、鷹栖町の地域活性化を目標として今年度活動してきた中で学んだことや感じたことに対する質問や、活動に積極的でない住民の方々に対してどうアプローチしていく必要があるかなど、来年度活動していく上で非常に大切なご指摘やご意見を多数頂戴し、改めて私たちの活動を見つめ直す機会となりました。
3月17日(2日目)
2日目は、鷹栖地区や北野地区で寺子屋を開催している方や婦人ボランティアに参加している方など、鷹栖に在住している3名の方にお話を伺いました。お話の中では、ボランティアを始めたきっかけや原動力などを教えていただきました。特に印象に残っていることは、今回インタビューした皆さんが口を揃えて、地域のために活動していることが「生きがい」であるとお話になることでした。ボランティア活動を通して高校生と関わり、そして自分の経験を誰かに共有できることに楽しさや生きがいを感じているというお話に、参加している学生も迎える側の住民の方も相互に支えあって、「一つの場」が形成されている現状を知ることができました。私たちもこのような場づくりから多くのことを学び、今後の活動に活かしていきたいと思います。
3月18日(3日目)
鷹栖町付近の周辺施設の利用について理解を深めるため、旭川・東川・当麻・美瑛の計5ヶ所の道の駅を視察しました。各地域によって商品や魅力・情報発信の仕方に特有の工夫が施されていることや関連する他地域の特産品や情報も併せて発信していることを知りました。道の駅に行けば様々な地域の魅力・情報を知れるということで、地域間交流の強みを活かした発信の形を学ぶことができました。
3月19日(4日目)
鷹栖高等学校の2年生36名を対象に、「日常を探究の視点で見ることで、ワクワクした毎日を送ろう」というテーマの探究授業を実施しました。校舎内をフィールドとして実施した「探究」の中では、生徒たちにとってはいつも当たり前に存在しているものにも問いを見つけ、積極的に「なぜ?」を見つけられており、探究教育で一番伝えたかったポイントを実際に体験してもらえたと思います!
その後、静福寺で実施されている夏のJazz Festivalについて積極的に活動されている佐々木美樹さんに、お寺の利活用イベントの実施についてお話を伺いました。
3月20日(5日目)
「工房そなも」の加藤瑛瑠氏に、寄木細工の作り方や作ろうと思った経緯などについてお話を伺いました。鷹栖町を拠点として活動されているからこそ感じるお話や、寄木細工でなぜギターを制作しようと思ったのかなど、加藤氏が「ものづくり」を通して今後実現していきたい地域の未来像について詳しくお聞きすることができました。私たちと加藤氏の年齢が非常に近く、鷹栖町を拠点として地域のために活動されているということで、非常に勇気をもらい、刺激溢れる時間となりました。だからこそ、加藤氏のように地域のために活動されている方々を支えていけるような仕組みづくりを行っていきたいと強く感じました。
3月21日(6日目)
来年度の鷹栖高等学校で6月に実施予定の探究授業フィールドワークに向けて鷹栖町内を視察しました。主に「自然を感じられるエリア」と「中心部のまちのエリア」にわけて見学しました。視察をしている中で、どちらのエリアにおいても「探究」を行うフィールドとして魅力的な場所が数多くあり、今後授業を行っていく上での候補地を見つけることができました。今後実施する授業内容と候補にあげた地域との相性を照らし合わせながら、活動場所を選定していきたいと思います。
2023年度も鷹栖町元気プロジェクトの活動を支えてくださり、ありがとうございました。
2024年度も今まで以上に頑張ってまいりますので、応援のほどよろしくお願いいたします!
次回の報告もお楽しみに!